糖尿病の治療方法

糖尿病の治療方法

健康診断で糖尿病を指摘されて受診すると、まだU型糖尿病としては初期で、自覚症状は全くないことがあります。

 

その場合、最初の治療は食事療法と運動療法が基本となります。仮に病状が進んでいて内服やインスリン導入に至っても、この2つは最も基本となる治療です。

 

生活習慣病であるU型糖尿病の食事療法の目的は、代謝状態をできる限り正常に近づけてインスリン分泌異常とインスリン抵抗性を改善し、合併症の発症を防ぐことにあります。

 

過食やバランスの悪い食事は、インスリン抵抗性を悪化させてしまいます。そしてインスリンが効きにくいために血糖が細胞に取り込まれず、高血糖を助長させてしまいントロールが乱れる原因になります。

 

とても基本的なことですが、やはり適切な量と適切なバランスの食事を規則的にとるとことで血糖コントロールは改善します。

 

飽食の現代では、大抵摂取カロリーは基礎代謝よりも過剰になっています。ですが、日常生活にどのくらいの労作を含むかで適切な摂取カロリーは変わります。

 

摂取カロリーを抑えつつ、炭水化物・タンパク質・脂質のバランスをキープすることが必要です。炭水化物や脂質の割合を極端に下げるようなダイエットは好ましくありません。

 

食事療法も自己判断せずに、自分に必要なカロリーはどのくらいか、またどのように改善していくかは医師の指示のもとで管理栄養士から具体的なアドバイスを受けるようにしましょう。

 

次に、糖尿病治療のもう一つの柱である運動療法です。糖尿病治療における運動療法の目的は、ダイエットではありません。そもそも運動だけでやせることはとても難しく、肥満の解消には食事療法の方が重要です。

 

運動療法では、やせること以上に食後の高血糖を抑制すること、運動の継続によってインスリン抵抗性を改善する(感受性を上げる)ことが主な目的になります。

 

運動は、筋疲労が起こりにくく継続しやすい有酸素運動を中心にします。散歩・ジョギング・水泳などの全身運動を、全力の60%程の力で行いましょう。

 

それに加えて無酸素運動(レジスタンス運動)である、筋肉に軽い負荷をかけるような運動も取り入れると、筋力がついて基礎代謝がアップします。

 

運動は歯磨きのように習慣にしてしまうことが、続く秘訣です。運動しないと気持ち悪いな、と感じるようになればしめたもの。無理のない程度から初めて、段々生活の中に落とし込んでいきましょう。

 

糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本です。しかし合併症が発症してしまった場合は、その合併症に合わせた治療方法をしなくてはなりません。

 

コントロールが悪く、糖尿病腎症を発症してしまった場合は、食事療法だけではコントロールが難しく人工透析をしなければならなくなります。そして透析を導入しても、食事療法(食事制限)はついて回ります。

 

糖尿病は治すことではなく、いかに合併症を防ぐかにあります。症状の乏しい初期の段階から、正しい食事療法と運動療法を行いましょう。

 

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