血糖値の測定方法

血糖値の測定方法

糖尿病は自己管理が基本です。自分で血糖値を測定し、状態を把握する必要があります。そのデータを診察時に医師に見せることで、内服やインスリンの調節を行います。

 

血糖を自分で測定することを血糖自己測定=SMBG(self monitoring of blood glucose)といいます。

 

必要な血糖測定器は、インスリンを使用している場合は病院から借りることができます。糖尿病の指導管理料を月に1度支払っているので、その中に血糖測定器の物品代も含まれているからです。

 

インスリン導入には至っていないけれど血糖の気になる人・糖尿病内服治療中の人は、自分で購入する必要があります。調剤薬局やドラッグストア、最近ではネット通販でも病院で採用しているものと同機種が購入可能です。

 

測定方法はそれぞれの機種によって多少異なりますが、基本は針を刺して血液を少し絞り、そこに測定器側に付けたチップで吸い取ることで行います。

 

針は採血に使う針よりももっと細くて、痛みを感じにくいものが開発されています。といっても、血糖測定は毎日のことですから、できるだけ痛みのないようにしたいものですね。

 

血糖測定用の針は、指先に刺す人が多いです。ですが、指先というのは得てして痛みを感じやすいもの。指先は少しの傷でもジンジンと痛く感じますね。それと一緒です。

 

ですから、針を刺す位置は毎日少しずつ変えて、小指の付け根から手首の間で脂肪のあるところが、痛みを感じにくいでしょう。家族にやってもらう場合には、お腹や耳たぶでもよいでしょう。毎日同じところに刺していると、針を刺しても血液があまり出てこなくなります。特に指先は皮が厚くなりますので、注意しましょう。

 

血糖と同じようによく聞くものに、尿糖があります。尿糖が出ているということは、既に糖尿病によって腎臓の障害が始まっている証拠。健診でよく尿糖(+)と出るのは、テステープという専用の紙を尿に浸して、その色の変化でみるものです。

 

この尿糖の出具合でわかるのは、実際の血糖値ではなくて、腎臓の障害の程度です。

 

尿で血糖値を測定できるものも開発されてはいますが、まだ実用段階にはありません。血糖を毎日測定するのは痛みを伴いますが、その前に必要なのは、

 

「血糖を毎日図らなければならないような状態にしないこと」

 

血糖測定器に戻りましょう。インスリン治療をしている患者さんは、病院で取り扱っている測定器具を使うことになります。受診の都度、針とチップを必要な分だけ受け取って帰ります。

 

もし自分で購入を検討するのであれば、次の点に注意しましょう

 

・取扱いしやすいもの
・わかりやすい説明書がついているもの
・アフターフォローがしっかりしているもの
・清潔に管理しやすいもの

 

最近の血糖測定器はかなりコンパクトになったものの、スマホやipodのようになっていて、高齢者にはわかりにくいものが多々あります。「電源を長押しで入れる」「メニューの選択」「確定」等がわかりにくいこともあります。

 

わかりにくいと、使うのが億劫になりますので、血糖コントロールの悪化につながります。

 

血糖測定は、糖尿病の患者さんには必須です。自分が使いやすいものを選んで正しく測定し、治療に役立てましょう。

 


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