脂肪摂りすぎ

脂肪の摂りすぎに注意

脂肪は摂りすぎると体にどのような影響を与えるのでしょうか?脂肪とメタボリックシンドロームの関連性を考えてみましょう。

 

脂肪だけではありませんが、摂取エネルギーに対して消費エネルギーが少ないとエネルギーが過剰になり、貯蔵エネルギーが増えます。

 

その一番の理由は食事ですね。脂肪は炭水化物やタンパク質に比べて1gあたりのエネルギーが高いので、同じ量をとってもエネルギーとして過剰なのです。

 

そして余ったエネルギーは肥満=脂肪組織が過剰に蓄積した状態となるのです。

 

では肥満の基準はなんでしょう。肥満はBMIで判定されます。

 

BMI=体重(kg)/(身長〔m〕)2

 

18.5以上、25未満が普通体重、25以上を肥満とします。ただし、BMIが25以上あるからといって、直ちに医学的治療を開始する必要があるとは限りません。

 

余ったエネルギーは脂肪細胞に貯えられますが、この一つ一つが肥大したり、数が増えると肥満となります。肥満の中で怖いのは、上半身が太っていて足が細い「内臓脂肪型肥満」です。

 

そして、この内臓脂肪型肥満・脂質代謝異常・糖耐能以上・高血圧は、動脈硬化の危険因子。この危険因子が重なり合うことで、狭心症や心筋梗塞の虚血性心疾患を発症する確率が高くなるのです

 

内臓脂肪型肥満(腹部肥満)の人をウエスト周囲径からまず洗い出し、さらに血圧・空腹時血糖・脂質(中性脂肪・HDLコレステロール)の各診断基準を満たす人をメタボリックシンドロームと言います。

 

【メタボリックシンドロームの診断基準】

 

腹部肥満 

 

ウエスト周囲径:男性≧85cm、女性≧90cm
に加え、下のうち2項目を満たす(男女とも)

 

血圧    

 

収縮期血圧≧130mmHgかつ/または拡張期血圧≧85mmHg
空腹時血糖 ≧110mg/dl

 

脂質

 

中性脂肪≧150mg/dlかつ/またはHDLコレステロール<40mg/dl

 

メタボリックシンドロームを診断する理由は、癌の発見ではなく動脈硬化が起こす虚血性心疾患や脳梗塞等のリスクの高い人を発見し、生活習慣を改善させることにあります。 

 

動脈硬化とは、動脈にコレステロール等が溜まってしまい、血管がつまる上に弾力性を欠いた状態です。古くてゴムの硬くなったホースの内腔に、さらにゴミが溜まった状態を思い描いてください。

 

そのホースに、さらにドロドロの血液を流したら…途中で流れが途絶えたり、遅くなりますね。それが心臓や脳に起こると、心筋梗塞・狭心症であり、脳梗塞なのです。これは人の一生を左右する、大変なことになりますね。最悪の場合は病院に付く前に死亡してしまうこともあります。

 

このように、脂肪の摂り過ぎはとても怖いのです。メタボリックシンドロームは内臓脂肪だけで基準を満たすものではありませんが、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが非常に高くなることは理解いただけたかと思います。

 

もしご自分の体形を見て腹部肥満があったり、BMIが高くなったりしていたら…まずは食生活改善と適度な運動を始めましょう。


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