糖尿病の3大合併症「糖尿病性網膜症」

糖尿病の3大合併症「糖尿病性網膜症」

糖尿病はからだのいたるところに症状が現れる病気です。それは目のような小さな器官でも例外ではなく、かえって代表的な合併症としてよくある症状ひとつとして知られています。

 

糖尿病による目の症状は「糖尿病網膜症」といわれ、3大合併症のひとつとなっています。

 

☆糖尿病性網膜症ってどんな病気?

 

目の病気はあまり知られていないものも多く、網膜症といっても「網膜がどこにあるの?」「網膜症って痛いの?」など疑問に思われている方が大部分だと思います。

 

「網膜」は目の内側を覆っている薄い膜の事をいいます。カメラでいうとフィルムの役割をはたしていて、目の中に入ってきた光の刺激を脳の中にある視神経に伝える仕事をしています。

 

その網膜が糖尿病によって「ものをみる」事が障害される病気が糖尿病性網膜症なのです。

 

☆血糖値と網膜症の関係

 

目にはたくさんの小さな血管が集中しています。

 

糖尿病によって血糖値が高い状態が続くと、その小さな血管に、糖と他の血液中の成分がくっつき、血管の壁にこびりつくことで血管内が狭くなって血流が悪くなったり、血管が傷ついて出血などの異変を起こします。

 

また、血管がつまって機能しなくなると、栄養分などを運ぶために新しい血管が作られます。

 

この血管はとてももろく、出血や成分の漏れを起こしやすく、視界がかすんだり、視力が悪くなるなどの症状が出始め、悪化すれば失明の危険をもつ網膜剥離や緑内障を引き起こす可能性もあります。

 

☆糖尿病性網膜症の治療は眼科へ

 

もし糖尿病になったら、内科的な治療に合わせ、眼科で定期的に目の状態をみてもらうことが大切。

 

ですが、糖尿病性網膜症は痛みも、わかりやすい外見上の異常もありません。

 

それに加えて、他の合併症と違い、糖尿病性網膜症だけ診療科が違うので、診療が面倒と思われる人も多く、定期的な受診をおろそかにしがちで、病気の発見が遅くなる傾向にあります。

 

私たちは外からの情報の80%以上を「ものをみる」=視覚から得ていると言われています。その「ものをみる」機能が低下すれば、日常生活を送る上で大きなダメージを受けることにもなりかねません。

 

また、糖尿病でなくても、目は加齢によって機能が落ちやすい器官でもあります。

 

「まだ何の症状もないから」と思わず、転ばぬ先の杖として定期的に眼科に受診し、目の健康をチェックしてもらい、いきいきした老後をおくれるよう心がけたいものです。

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