糖尿病の症状

糖尿病の症状

糖尿病の症状は、高血糖による症状と合併症による症状とに分けられます。

 

高血糖による自覚症状は初期の段階では出ませんし、日常生活に困るものではありません。ですからそのまま放置してしまい、実際には合併症による症状で困ってから初めて病院を受診するという人が多いのです。

 

高血糖による症状は、最初は全く感じません。だんだんやけにのどが渇いて水分を摂る(口渇・多飲)、トイレの回数が多い(頻尿)という症状が表れます。

 

そして更に進むと

 

だるくて疲れやすい、食べているのにどんどん痩せていくといった症状になりますが、ここまで来ていると糖尿病としてはかなり進行しているでしょう。

 

糖尿病が怖いのは、全身の血管を侵してしまうこと。それによって現れる三大合併症は下の3つです。

 

・糖尿病網膜症
・糖尿病腎症
・糖尿病神経障害

 

網膜症は、糖尿病患者の40%に合併します。糖尿病発症後数〜10年で発症し、初期の段階では自覚症状はありません。視野に煙のススや小さな虫が見える、黒いカーテンがかかったように見える等の症状が現れますが、その時点ではかなり進行しています。

 

網膜症は眼の細い血管が障害されることで、段階的に進行していきます。最終的には失明に至り、我が国の失明原因の1位です。1度かかると視力を完全に戻すことはできませんし、初期の段階では自覚症状はありません。

 

糖尿病を診断されたら定期的に眼科の通院をする必要があります。

 

腎症の症状はタンパク尿・尿が出にくい・むくむ(体重増加)が挙げられます。タンパク尿は検査で初めてわかるものですから放置しがち。そのまま放置して自分で尿を作ることができないほど進行すると、人工透析をしなければ死に至ります。

 

糖尿病による腎症は、透析導入原因の第1位で、透析をしている人の大半は糖尿病由来なのです。糖尿病をしっかりコントロールしていれば、透析導入までには至りません。

 

ですが糖尿病を発症する人は生活習慣の悪い人が多く、診断されても改善しない人がたくさんいるのです。

 

神経障害をきたすと最初は手足がしびれる程度ですが、進行すると感覚がなくなり、体中の痛みを感じません。

 

小さな足の怪我が、最悪切断という大事になってしまうことも珍しくありません。また、心筋梗塞を発症しても痛みが鈍くて発見が遅れることもあります。

 

糖尿病で怖いのは、高血糖の状態が慢性的に続くことで小さい血管も、大きい血管もダメにしてしまうことです。三大合併症の他にも、糖尿病があれば脳の血管もダメージを受けており、脳梗塞や脳出血を起こしやすくなります。

 

心臓の冠動脈も同様に傷んでいるため、狭心症や心筋梗塞の発症頻度が高くなります。

 

これらの合併症は、糖尿病になったからといってすぐに起こるのではありません。糖尿病になっても定期通院を辞めてドロップアウトしてしまったり、通院はしていても生活習慣を改めないことで起こるのです。

 

一度なったら、糖尿病は治せません。一生付き合っていくしかないのです。

 

次からは、糖尿病の3大合併症をもっと詳しく説明していきます。

糖尿病の症状について説明します。関連ページ

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