空腹時血糖値

空腹時血糖値

空腹時血糖とは、血糖値を空腹の状態で測定したときの値です。血糖値は食事をするたびに上昇しますから、決まった状態で測定する必要があります。

 

健康診断の場合は前日の夜9時頃から絶食の指示が出ます。これは、胃カメラや胃透視(バリウム)検査の際に食べ物が遺っていると見えないからなのですが、採血で血糖や中性脂肪等に影響してしまうという理由もあるのです。

 

血糖値が正常化どうかは、空腹時血糖と食後2時間値、その両方が基準値内にあるかどうかで判断します。

 

ただし、糖尿病の確定診断のためでなければ食後2時間値をあえて検査することはありませんので、通常は空腹時血糖がよく診断に用いられます。

 

健康診断は前日夜から絶食で受けるので、採血でわかるのは空腹時血糖ですね。

 

糖尿病は、空腹時血糖と食後2時間値、HbA1Cの中で1つでも基準値を超えていれば糖尿病と診断すされます。

 

血糖値は空腹時か食後かだけでなく、ストレスによっても変動します。心身にストレスがかかると、人間は戦闘態勢に入ってアドレナリンを放出します。アドレナリンは低血糖を起こした時の防衛反応としても放出されるので、低血糖でなくてもアドレナリンが出れば、結果として血糖は上がります。

 

ですから、血糖値というのは病院で一回測定しただけでは、なかなか正確な結果を得ることが難しいのです。

 

そのために、健康診断の採血の項目には、血糖だけでなくHbA1Cが含まれています。HbA1Cは、過去3か月間の平均血糖値を示す指標です。赤血球の中に含まれるヘモグロビンが、糖と結合するとHbA1Cになります。

 

更に高血糖が続いていると、結合が強固なものになって、安定したHbA1Cになります。ですから、HbA1Cを測定すれば、食事やストレスによる影響を考えずに済みます。

 

また、空腹時血糖だけでは、前日の夜から頑張って食べなければある程度低い値を出すことができます。普段が高血糖であるのなら、健康診断や外来受診の時だけ取り繕っても体にいいことはないのです。HbA1Cが高いと、言い逃れもできません。

 

健康診断では必ず、空腹時血糖と一緒にHbA1Cを測定します。どちらか片方でも異常値が出たら、医療機関を受診しましょう。

 

高血糖というのは、余程の高値にならなければ自覚症状はありません。その間に全身の血管や神経が侵されていく、糖尿病が進行してしまいます。

 

異常を指摘されても受診しなければ、何のために検査を受けたのかわかりません。会社の健康診断はありがたいものですから、異常の結果を受け取ったら必ず医療機関を受診しましょう。

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