血糖値とストレス

ストレスも原因の1つ

血糖値が異常に上がってしまう原因として、乱れた食生活、運動不足があることはみなさんご存知かと思います。実は、ストレスでも血糖値は異常な上昇を示すことがあるのです。

 

人間の体は、本来血糖値を一定の幅に保つ恒常性というものがあります。高血糖よりも低血糖の方が身体は防衛方法を持っています。低血糖を起こした時には、まずインスリンの分泌を抑えてこれ以上血糖を下げないようにします。

 

同時に血糖を上げられるように筋肉からグルコースとして貯蔵していたブドウ糖を引き出してブドウ糖に変換したり、血糖を上昇させるホルモンを分泌します。

 

血糖を下げるホルモンはインスリンしかありませんが、血糖を上げるホルモンはいくつか存在します。これらをインスリン拮抗ホルモンといい、その中の代表がアドレナリン・ノルアドレナリンです。

 

アドレナリンは体を戦闘態勢にするもので、心身にストレスがかかると分泌されます。ですから、低血糖でなくてもストレスがかかった状態の時には、アドレナリンが分泌されているので血糖値は上がるのです。

 

身体面でのストレスで一番わかりやすいのは、手術です。手術後には必ず血糖値が上がります。これはアドレナリンの正常な反応によるものです。

 

精神面でのストレスはどうでしょうか?これも身体面でのストレス程ではないにしろアドレナリンが分泌されますから、血糖値は上がります。

 

手術の場合は傷口が治るまで体は「異常事態」ととらえますから、アドレナリンは過剰に分泌されます。精神的なストレスの場合は丸1日続くというわけではありませんから、一時的なものです。一時的な高血糖は恒常性によって、必ずもとに戻ります。

 

ストレスだけで糖尿病を引き起こす程、慢性的に血糖値を上げることはありません。ですが、普段から不摂生のために血糖値が上がって過度な食生活の改善を試みようとしたり、全くしていなかった人が急に運動を始めると、それがストレスとなってまた血糖を上げてしまうことにつながります。

 

心身ともに穏やかな状態でなければ、規則正しい生活はできません。できれば毎日不安や悩みなど持たずに暮らせると良いのですが、現代社会で何の不満や不安もなく、毎日を心から楽観的に生きていくことは極めて難しいですね。

 

少しでも改善させるために、自分なりの気分転換法を見つけておくとよいでしょう。その方法の一つとしてウォーキングや軽いジョギングを取り入れると、血糖コントロールに最適です。といっても、どれもやり過ぎは禁物。そもそもたった1日食事や運動に気を付けたところで、糖尿病予防にはなりません。

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