インスリンの分泌を増やすたんぱく質「トリプシンインヒビター」

トリプシンインヒビター

★大豆のたんぱく質「トリプシンインヒビター」

 

大豆はたんぱく質を多く含む食品。そのたんぱく質のなかでもインスリンの生成を増やす物質があります。それが「トリプシンインヒビター」です。

 

食べ物に含まれるたんぱく質は、体内に入るとアミノ酸に分解され、筋肉や内臓、血中のヘモグロビン、髪や皮膚のコラーゲンを作りだす生命維持に必要不可欠な3大栄養素のひとつです。

 

「トリプシンインヒビター」はたんぱく質一種であるものの、たんぱく質をアミノ酸に分解する「トリプシン」という物質の働きを邪魔するので、長い間「大豆の有害成分」といわれてきました。

 

ですが、最近の研究で「トリプシンインヒビター」はインスリンを作り出すランゲルハンス島β細胞を増殖し、インスリンの生産を高めることがわかってきました。

 

★トリプシンインヒビターには向き不向きがある

 

「トリプシンインヒビター」は万人に効果のある物質ではありません。

 

トリプシンインヒビターは生命維持に不可欠なアミノ酸の分解を阻害するので、身体が急激な成長をとげる、新生児から第二次成長期が終わるまで、パーキンソン病、リウマチなどの患者さんや、脳の萎縮のある痴呆症やアルツハイマーの方にはおすすめできません。

 

また、筋肉の発達が重要な運動選手にも逆効果です。

 

そして、インスリン分泌が活発になるので、血糖値が低めの人にも不向きといえるでしょう。

 

★2型糖尿病や糖尿病予備軍の人に最適!

 

2型糖尿病や糖尿病予備軍の人はインスリンの分泌作用が低下している傾向にあります。そのため、インスリンを多く分泌するためにすい臓のランゲルハンス島β細胞の負担が大きくなり、すい臓の機能低下起こす原因となってしまいます。

 

そこで大豆のたんぱく質「トリプシンインヒビター」が効果を発揮してくれるのです。

 

ランゲルハンス島β細胞を増殖させインスリン分泌量を増やすことで、すい臓の機能低下を防止する働きをし、糖尿病や糖尿病予備軍の方の病状悪化を防ぐ効果を持っているのです。

 

★「トリプシンインヒビター」はとてもデリケートなたんぱく質です。

 

「トリプシンインヒビター」の効果を得るためには、ただ単に豆腐や納豆を食べればいいかといえばそれはNO!

 

トリプシンインヒビターはとくに熱に弱く、50℃以上になるとその働きを失ってしまいます。

 

ですから、市販されているほとんどの大豆製品はトリプシンインヒビターを含んでいないことになります。お子さんの健康面でトリプシンインヒビターを避けたいとお思いのお母さんもご心配はいりません。

 

トリプシンインヒビターの効果を実感するならば、浅煎りきな粉、大豆を茹でずに搾った生豆乳を選ぶことが大切です。

 

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