糖尿病の種類「1型糖尿病」

糖尿病の種類@「1型糖尿病」

糖尿病は大きく分けて、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病の3種類に分けられます。

 

どの種類の糖尿病も、インスリンの作用に問題が生じて血糖値のコントロールが出来なくなるのは同じですが、原因や特徴がそれぞれ全く違います。その中でも今回は1型糖尿病について詳しくご説明しましょう。

 

☆1型糖尿病の原因は?

 

1型糖尿病は、リンパ球がインスリンを作りだしているすい臓のランゲルハンス島β細胞が広範囲に破壊される事によって起こる自己免疫疾患です。

 

※自己免疫疾患って何?

 

そもそもリンパ球は病原菌やウィルスなどから身体の中を守り、有害な物質を排除する働きを持っていて、本来ならば自分自身の臓器や細胞を攻撃することはありません。

 

ですが、ごくまれにおたふくかぜやインフルエンザなどの病気をきっかけにリンパ球が過剰に反応することによって、自分自身の正常な細胞や組織まで攻撃してしまうことがあります。

 

その結果、攻撃を受けた細胞や組織が機能不全を起こしてしまう状態を自己免疫疾患と呼びます。

 

1型糖尿病の特徴

 

遺伝は無関係・・・2型糖尿病と違い遺伝性はありません。

 

若年層での発症が多い・・・小児から思春期に発症する事が多く、ごく少数ですが中高年での発症もみられます。

 

肥満との因果関係なし・・・体型や食生活の関連性も全くありません。

 

病状の進行が速い・・・ある日突然血糖値が上がり、病状が急激に悪化する事も

 

1型糖尿病の症状

 

1型糖尿病は発症すると明らかな自覚症状(口の渇き、多飲、多尿、疲労感など)があることが多く、症状が進行するのもあっという間です。その中でも特に急激な病状の悪化が見られるのが劇性1型糖尿病です。

 

劇症1型糖尿病は、70%以上の確率でかぜの様な症状や、腹痛、嘔吐気、悪心などの腹部症状がみられ、その症状がみられてから子供なら2、3か月〜半年、大人なら1週間前〜10日前程度で1型糖尿病を発症します。(劇症1型糖尿病調査研究会報告)

 

1型糖尿病は早期発見が鍵!

 

健康診断でいつも空腹時血糖値やヘモグロビンA1c値で正常値なのに、ある時突然に発症するのが1型糖尿病の怖いところです。

 

また、子供が掛かりやすい病気でもありますから、子育て中のお母さんには、特に注意して貰いたい病気です。

 

お子さんがインフルエンザなどの感染症にかかった場合は悪化を避けるために病院へ早めに受診し、また回復した後も、日数がたたないうちに再び風邪症状が出る、腹痛や異常な喉の渇き、多量のおしっこが出る場合はすぐに病院に連れていくことが重要です。

 

1型糖尿病は2型糖尿病の原因である生活習慣の乱れとは無関係で、何時だれが掛かるか分からない病気です。

 

1型糖尿病に掛からないためにも、健康には十分気を使い、風邪などの病気にかかった際でも、過信せずに早めに病院に受診して、病気をこじらせない事が大切です。

 

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