血糖値

血糖値とは?

「血糖値」という言葉を目にしてドキッとしたら、食生活を見直すタイミングです。

 

体からの危険信号を見過ごさず対処しましょう。

 

数値が上下するメカニズムや検査方法、食事による改善まで、最新医学の見解にもとづいてご紹介します。

 

普段はあまり意識しなくても、健康診断の結果用紙を受け取ると気になるのが血糖値。

 

診断結果を見ても、見慣れない英文字や数値がたくさんあって「結局どうなのかわからない」という声をよく聞きます。

 

そもそも、血糖値が高いとどうなるのか? どんな支障があるのか? なぜ高くなるのか? 高い場合はどうするのか?

 

疑問は次々湧きあがり、不安になる人も多いでしょう。

 

血糖値は数値が多少高くても自覚症状が出にくく、検査結果で自覚する場合がほとんどです。

 

身体に痛みなどもないケースが多く、数値が高くても気にしない人も少なくないでしょう。

 

しかし放置しておけば、取り返しのつかない事態になるかもしれません。

 

知っているようで知らない血糖値について、ここで詳しく説明します。

 

血糖値とは

 

私たちの体は、食事から摂る栄養によって健康を維持しています。

 

米やパン・根菜などから摂ることのできる「炭水化物」や「糖質」は、体内でブドウ糖に変えられ、そのほとんどが血液にのって全身へ巡っていきます。

 

これが血糖です。

 

つまり血糖値とは、血液中に含まれる糖分(ブドウ糖)の量を示す数値のことです。

 

通常、一定の狭い範囲に維持されています。

 

・血糖値が上がる/下がる原因とは?

 

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血糖値が上がる・下がると聞くと、病気では!?と心配になる方が少なくありません。

 

しかし、血糖値は1日の中でも絶えず上がったり下がったりを繰り返しています。

 

一体なぜ数値が変わるのか、何のシグナルなのかを知ると、自分の体調をチェックする良い指標になります。

 

血糖値が上がったり下がったりするのは食事が関係しています。

 

食事として摂った炭水化物(糖分)はブドウ糖になり、腸から吸収されて、血液によって全身の細胞へと運ばれます。

 

ブドウ糖が腸で吸収されるとき、すい臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。その働きで、ブドウ糖は細胞のエネルギー源として使えるようになるのです。

 

ブドウ糖はすぐにエネルギーとして消費されるもの以外、グリコーゲンや中性脂肪として、肝臓や筋肉、脂肪組織に蓄えられます。

 

血中のブドウ糖が足りなくなると、再びブドウ糖に戻しエネルギー源として働きます。この機能によって血液中のブドウ糖値は一定に保たれているのです。

 

食事で炭水化物(糖分)を摂れば食後に血糖値が上がります。空腹で糖が足りない状態には血糖値が下がる/低い状態となるのです。

 

普通、食事をすると血糖値は上がります。しかし、血糖値が高い状態が続くと問題になります。

 

食事以外には、経口避妊薬(ピル)、副腎皮質ホルモン(ステロイド)、疲労や睡眠不足、強いストレス、風邪などで血糖値が上がります。

 

血糖値が上下するのは、体からの危険信号を伝えるため

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糖をメインの栄養としている臓器はいくつかあります。

 

中でも重要な臓器は脳。糖しか栄養源になりません。

 

過不足を起こすと、集中しにくくなる、記憶力が下がる、意識がもうろうとするなど症状が起きてしまいます。

 

血糖値の正常値と基準値

 

どれくらいの数値が出たら異常なのか、自分で知っておくと検査結果をより詳しく理解することができます。

 

医師からの説明だけでなく、結果の一覧表を自分でも読み込むことができれば、余計な心配もありません。

 

血糖値は上がりすぎても下がりすぎてもいけません。私たちの体はいつも血糖値が一定の幅になるよう調節しているのです。

 

血糖値にはいくつかの種類があります。

 

随時血糖

 

食事とは関係なく測定した血糖値。ただし血糖値はいつ食事をしたかによって大きく上下するため、随時血糖の数値だけで病気などを判断することはありません。

 

正常値 140 mg/dl 未満
糖尿病型(糖尿病が疑われる) 200 mg/dl 以上

 

空腹時血糖

 

前の食事から10〜14時間経過した空腹時の血糖値。通常の健康診断で測定します。

 

正常値 100 mg/dl未満
正常高値(注意が促される数値)100〜109 mg/dl
境界型(糖尿病予備軍)110〜125 mg/dl 
糖尿病型(糖尿病が疑われる)126 mg/dl 以上

 

食後血糖

 

空腹時にブドウ糖75gを水に溶かして摂取し、30分、60分、90分、120分後の血糖値をそれぞれ調べた数値。

 

この検査を75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)と呼びます。

 

(75gOGTT2時間後の血糖値)
正常値  140 mg/dl 未満
糖尿病型(糖尿病が疑われる) 200 mg/dl 以上

 

空腹時血糖値が正常でも、食後血糖値が高く糖尿病予備軍である場合もあります。

 

空腹時血糖値だけではそれを見逃してしまうケースがあるため、最近では食後血糖が重要な指標として注目されています。

 

血糖値の正常範囲とは?

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検査結果の「正常範囲」は、年齢・性別・生活環境によって少しずつ異なります。

 

病院によって基準とする設定値は異なります。一般的に、空腹時で100mgを上回り、食後すぐでも150mgを越えなければ、健康と判断されます。

 

・100mg/dl~150mg/dlの範囲であれば正常ですが定期検診は欠かせません

 

平均をギリギリ越えてしまっても、すぐ重大な病気を疑うことはありません。

 

その日の体調が影響していることも考えられるためです。医師の指導の下で別の日にも検査を受け、その数値から診断を受けることになります。

 

一方、前の検査と同じ数値だったのに、「再検査」となってしまうこともあります。

 

年齢や生活環境が変わり、以前であれば気にすることのなかった数値でも、現状では異常と判断されるためです。

 

血糖値の検査は、年に1回は受けることをオススメします。

 

・150mg/dl以上は高血糖 疲れやすさから意識混濁まで気になる自覚症状もチェック

 

200mg/dl台でも、自覚症状はほぼありません。300mg/dlを超えると、まず喉の渇きを感じます。

 

異常に水分を摂りますので、尿量が増えるという特徴もあります。人によって疲れやすさを感じる方も出てきます。

 

500mg/dlを越えてくると、病院にかかる方が増えます。

 

吐き気や嘔吐、意識がぼんやりとする、最悪の場合昏睡状態になるなどの症状が現れ、救急車で搬送されるケースもあります。

 

・100mg/dl以下は低血糖 最悪の場合の危険もあります

 

血糖値が低すぎる場合、数値だけでなくその下がり方にも注意が必要です。

 

急激に下る場合、空腹・発汗・動悸・震え・不安感といった症状が特徴です。

 

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「気のせい」「疲れているだけ」と見過ごしてしまいやすい症状ばかりで、気が付いたら倒れていたというケースも少なくありません。

 

一方、緩やかに数値が下る場合、集中力低下・眠気・意識がぼんやりする・頭痛・けいれん・昏睡などの症状が出ます。

 

けいれんや昏睡状態の直前には、暴れたりおかしな行動を取ったりするなどの前兆が現れるので、そのような状態が現れればすぐに救急車を呼ぶ必要があります。

 

血糖値の低下がすぐ死に結びつくわけではありません。チョコレートなど甘いものを摂るだけで、正常値に回復することがほとんどです。

 

しかし、症状を見過ごしたままにすれば、自分や周囲を危険にさらす可能性もあります。心当たりのある方は、疲れや寝不足と思い込まず検査を受けましょう。

 

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血糖値の他にも、血糖の状態を知るために重要な数値があります。

 

HbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)

 

去2か月間の平均血糖を示す指標。検査の時だけの血糖値でなく、普段の血糖値の平均がわかるため、血糖値を知るうえで重要な指標となります。

 

正常値 6.0%未満

 

高血糖と低血糖

 

・病気などの危険をいち早く教える「高血糖」

 

強いストレスや病気を抱えていると脳は、「危険な状況」と判断し、糖をより多く全身に巡らせるよう指令を出します。

 

これは、たくさんの栄養を司令塔である脳に行き届かせ、危険から身を守るためです。

 

こうして血糖値が常に高い状態が起こります。

 

血液検査で数値が高いと分かると、糖尿を始めさまざまな病気や精神的な疲労の可能性があり、さらに詳しい検査を受ける必要があります。

 

・栄養不足から身を守るための「低血糖」

 

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栄養不足などで食事から糖が摂取できないと、体全体は低血糖の状態になります。

 

体温が下がる・だるくなるなどの症状が表れ、座り込んでしまったり吐き気を感じたりすることもあります。

 

これは、主要臓器である脳へ優先的に糖が送られているためです。

 

脳以外の臓器に提供される糖の量が減るとさまざまな不快症状が現れ、体を強制的に休ませようとします。この仕組みがあるため、飢餓などの状況でも命を落とすことなく、生き延びることができると言われています。

 

血糖値と深く関わるホルモンの働き

 

健康な方でも食後は、空腹時と比べ血糖値が2〜3倍に上がります。

 

血液中に流れ込んだ大量の糖は、各臓器へ送られながら少しずつ減っていき、また次の食事で補給されるというシステムです。これに深く関わるのがインスリン。すい臓近くから分泌されるホルモンの1種です。

 

・インスリンは、体内の糖バランスを保つ重要なホルモン

 

すい臓近くに「ランゲルハンス島」と呼ばれる部分があります。

 

ここにはいくつかのホルモンを分泌する働きがあり、その中の1つが食後大活躍するホルモン・インスリンです。

 

ご飯やおかずを噛み、胃の中へ入ってきたことを察知すると、脳からランゲルハンス島へインスリン分泌の指令が下ります。

 

インスリンの役割は、体内に流れる糖を臓器へ送ることです。次第に血糖が少なくなってくると、活動を弱めるための指令が脳から下り、糖の代謝が少なくなっていきます。

 

異常な高・低血糖を防ぎ、臓器にも栄養の過不足がない状態を維持するために不可欠なのが、インスリンというホルモンです。

 

血糖値が高い原因

 

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血糖値が高くなってしまう原因は、インスリンの調節がうまくいかないからです。インスリンが調整不能になるのは3つの状態が考えられます。

 

・インスリンを作れない
・インスリンの分泌が足りない・遅い(分泌不全)
・インスリンが正常に働かない(抵抗性)

 

インスリンを作れない状態は「1型糖尿病」です。生活習慣でどうにかできるものでなく体質なので、インスリンを注射するしか血糖値を下げる方法はありません。

 

インスリンの分泌不全や抵抗性は、生活習慣によるものです。

 

肥満、乱れた食生活やストレス、運動不足などによってインスリンの生産が追い付かず、分泌が遅れます(分泌不全)。

 

そして、大量のインスリンを使わないとブドウ糖を細胞にとりこめなくなってしまう(抵抗性)のです。

 

生活習慣以外にも遺伝が原因となる場合があります。

 

その他高血糖を起こす原因は大きく2点です。

 

@急激に大量の糖質を摂る
A1回にたくさんの食事を摂る

 

食べる順番を工夫することで、この2点が簡単に解消できます。

 

まず、食物繊維を多く含む食品から食べます。野菜だけでなく、海藻・きのこ類も積極的に摂りましょう。次に肉・魚・大豆製品などタンパク質食品を食べます。

 

最後に米やパンなどの炭水化物を食べ食事を終了するという、簡単な方法です。

 

最近の研究では、米やパンを食べる前にタンパク質を摂取しておくことで、胃の働きが緩やかになることが分かっています。

 

消化がゆっくりになれば、満腹感に繋がりますし、急に大量の糖が血液中に流れることを防ぐこともできます。

 

血糖値が高いとどうなる?

 

食事をすると血液中のブドウ糖の量が増え血糖値は上がりますが、インスリンの働きで通常値に戻ります。

 

しかしインスリンの量が不足していたり、分泌が遅かったりするとブドウ糖が過剰になってしまい、血糖値が上がったままの状態「高血糖」になるのです。

 

血糖値が高い原因で解説したように、インスリンの分泌量やタイミングに問題が出てきたり、ブドウ糖をうまく吸収できなくなったりすれば、糖尿病(2型糖尿病)になってしまうのです。

 

血糖値が少し高い程度だと、あまり自覚症状がありません。しかし高血糖が続くと動脈硬化が進み、血管やもろくなって病気の治りも遅れるほか、様々な慢性疾患を引き起こす可能性あります。

 

・血圧が上がる
・体重が増えやすくなる
・ドロドロ血液になり血管がもろくなる
・心臓病などに気づきにくくなる
・心筋梗塞や脳血管障害などの動脈硬化性疾患にかかりやすくなる

 

血糖値を下げる方法

 

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普段の生活で血糖値を下げるポイントは「食事」と「運動」です。まずは血糖値を下げる運動についてご紹介しましょう。

 

血糖値を下げる運動

 

血糖値を下げるには、有酸素運動がおすすめです。ジョギングやウォーキング、エアロバイク、水中歩行のほか、筋力トレーニングやストレッチも良いでしょう。

 

運動のタイミング

 

食後30分〜1時間くらいしてからが運動のベストタイミングです。

 

運動は1日30分程度、週に3〜5回が理想。「週末だけ」「週に」1〜2回だけ」の運動でも何もしないよりかなりの効果を見込めるという研究結果もあります。まずはできることから始めてみましょう。

 

運動時の注意点

 

早朝に運動する場合、かならず始める前に水分を摂りましょう。

 

また、適度な運動は血糖値を低くするために重要ですが、過度の運動や急激な変化が体に害を及ぼす可能性もあります。

 

心配ごとがある場合は、必ず医師に相談してから行ってください。

 

血糖値とストレスの関係

 

ストレスも血糖値を上げる大きな要因です。

 

インスリンは血糖を下げる唯一のホルモンですが、血糖を上げるホルモンはいくつか存在します。その代表がアドレナリン・ノルアドレナリンです。

 

高血糖でなくても、心身のストレスによってアドレナリンが分泌され、血糖値は上がってしまいます。

 

適度な運動や規則正しい生活は、ストレスをためないためにも重要です。

 

 

血糖値を下げる食事

 

そして血糖値を下げるために必要不可欠なのが食事です。

 

血糖値を下げる食べ方

 

血糖値を上げないために、まず覚えておきたい食べ方があります。食事内容はもちろんですが、まずは食べ方の習慣を身に着けたいですね。

 

・おかずから食べる……炭水化物を先に食べると血糖が急上昇してしまいます。主食ではなく、副菜(おかず)や汁物から、特に野菜や海藻、きのこ類から食べるのがおすすめです。

 

・腹分目……食べ過ぎれば血糖値が上がるのは明らかです。腹八分目を目標にしましょう。

 

・よく噛む……早食いは血糖値を急激に上昇してしまう原因のひとつ。食べ過ぎにもつながります。ひとくち30回程度を目安に食べてみましょう。

 

注意点!

 

炭水化物カットは悪化の元になる場合も!主食とおかずはバランスよく食べることが大事です。

 

高血糖を気にするあまり、パンや米などの主食を一切口にしない方法は、逆効果です。数値の改善には少なくとも2年かかります。長い期間続けられる計画を立てることが、もっとも重要です。

 

主食を抜くことはストレスが溜まりまずので、1ヶ月でも苦痛に感じてしまいます。反動から過食に走ることも少なくありません。血糖値コントロールにはもっとも不向きな方法です。

 

主食とおかずや副菜のバランスは比率が1:3、ご飯茶わん1杯に対しおかず・副菜・汁物の3つの器が目安になります。1回の食事でこの量を食べる時間がない場合、数回に分けて摂りますが、主食だけ、おかずだけという分け方をしないで、それぞれ少しずつ食べてください。

 

血糖値を下げる食べ物

 

食べ物には、急激に血糖値を上昇させるものとそうでないものがあります。糖質がゆっくりと吸収される食材は、食物繊維が豊富なもの、そして食物繊維と同じような効果があるものです。

 

・雑穀や全粒粉……白米やパンは消化が早く、血糖値を上げやすい食品です。そこで、白米やパンに雑穀や全粒粉を足してみましょう。これらは血糖値を下げる作用のあるビタミンやミネラルが豊富です。また噛みごたえもあるため、血糖値の急上昇を阻止する手助けとなります。

 

・海藻類……わかめ、いじき、寒天などの海藻類は糖質がゆっくり吸収される食品=血糖値を上げない食品。食物繊維が豊富で、低カロリーなのも嬉しいところ。

 

・きのこ……しいたけやしめじ、エリンギなどのきのこ類も血糖値の上昇が穏やかです。特にしいたけは体の免疫力を高めるため、糖尿病の予防や改善にも役立ちます。

 

・オクラ……食後の高血糖、血糖値の急上昇を抑えてくれるものとして、食物繊維があります。オクラのネバネバはムチンやペクチンなどの食物繊維の一種です。サラダやスープには積極的にオクラを使いましょう。

 

・酢卵……生卵を酢に漬け、殻が溶けたころで全体を混ぜ溶かし飲みます。中国では、現代の栄養ドリンクとして飲み続けられ、ダイエット効果なども期待できます。
そのままでは飲みにくいと感じる方は、他の野菜と一緒にマリネにして食べるといいでしょう。穀物酢よりも果実酢やワインビネガーを使うと、酸味がまろやかになって食べやすくなります。

 

・タマネギ……タマネギの辛み成分には、インスリンの働きを高める作用があります。また、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールや中性脂肪を下げることが分かっています。

 

また玉ねぎに多く含まれる「イソアリイン」は、体内でインスリンを助ける働きをすることが分かっています。食後数時間経っても血糖値が下がらない方は、たまねぎレシピを使った料理を積極的に食べるようにしましょう。

 

「イソアリイン」は、水にさらすと溶けだしてしまう性質があります。食べる場合は、加熱した状態で食べましょう。外食であればハンバーグ、シチューなど洋食がオススメ。大量の玉ねぎを使っていますので、美味しく血糖値コントロールができます。

 

 

血糖値の上昇を穏やかにする食材を紹介しましたが、これらだけを食べればよいというわけではありません。主食とお肉や魚、野菜をバランスよく摂る食事が健康の基本です。

 

 

血糖値を下げる飲み物

 

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食品だけでなく、飲み物にも血糖値を下げるものがあります。

 

・コーヒー……詳細なメカニズムは完全には解明されていませんが「コーヒーが糖尿病の発症リスクを下げる」という研究結果は、世界各国あらゆる機関から発表されています。

 

・トマトジュース……果汁100%のトマトジュースなら、インスリンの働きを助けてくれるリコピンが含まれており、効果が期待できます。

 

・アロエジュース……アロエに含まれるアルポランはインスリンの分泌を助ける働きをします。

 

・バナバ茶、ゴーヤ茶……コロソリン酸という成分がインスリンと同じような働きをするという研究結果があります。

 

ただし、紹介した飲み物でも糖分を含んでいる可能性があります。血糖値を下げるためにと飲んでも、逆に糖質過多にならないように注意しましょう。

 

 

血糖値を上げる食べ物・飲み物

 

世の中にはおいしいものがたくさんあります。食べることでストレス解消につながる場合もあるでしょう。

 

血糖値を上げる食品や飲み物を完全に禁止するのではなく、他のものと置き換えたり、摂りすぎたりしないようにしたいものです。

 

血糖値を上げる食べ物

 

・穀物……白米やもち、食パンやパスタ、うどん(小麦)、とうもろこし
同じ穀物でも、玄米や全粒粉などは血糖値を上げにくい食ベ物です。うどんよりはそばや中華そばを選びたいですね。

 

・イモ類……じゃがいも
同じイモでも、さつまいもの方が血糖値を上げにくい食べ物です。

 

・野菜……にんじん

 

ほかに、砂糖をたくさん使ったお菓子はもちろん要注意。とくにチョコレートやジャム、ショートケーキは血糖値を急上昇させる食べ物です。

 

 

血糖値を上げる飲み物

 

・炭酸飲料……コーラやジンジャーエールなどの炭酸飲料には、想像以上の糖分が含まれています。習慣として毎日飲んでいる人は、見直した方がよいでしょう。炭酸は無糖のものを選びたいですね。

 

・スポーツドリンク……健康によさそうなスポーツドリンクですが、実は糖分を大量に含んでいます。スポーツドリンクは、あえて「すぐに体に糖分が吸収できるように」と作られていますから、要注意です。

 

・味付きの水……フルーツの味がするようなお水、実はたくさんの糖分が入っています。無色透明なので気づきづらいですが、水替わりに飲むと糖分過多になる危険があるので気を付けましょう。

 

・無糖以外の清涼飲料水……上記以外にも、缶コーヒーや紅茶なども要注意です。無糖以外のものには、基本的に想像より多くの糖分が含まれていると認識しておきましょう。

 

もちろん、これらを全く飲んではいけないということではありません。ただ、日に何本も飲むような人は気を付けたいところです。

 

 

知っておきたい「GI値」

 

血糖値に気を付けた食事をしようと調べていると、よく目にするのがGI値。
GI値(Glycemic Index)とは、体内で食物が糖に変わるときの、血糖値の上昇スピードを表したものです。

 

GI値が高い=食べた後、血糖値が急上昇しやすい食べ物
GI値が低い=食べた後、おだやかに血糖値が上がる食べ物

 

食べ物のGI値を知っておくと、血糖値の急上昇や高血糖の予防・改善につながるだけでなく、肥満や高血圧の予防にもなります。

 

 

血糖値の測定方法

 

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血糖を自分で測定することを血糖自己測定=SMBG(self monitoring of blood glucose)といいます。血糖値が気になる人は、数値を把握するためにデータを取りましょう。

 

糖尿病と診断された場合、血糖測定器は病院から借りられます。

 

血糖値が気になる人、糖尿病内服治療中の人は自分で購入しなければなりません。

 

調剤薬局やドラッグストア、ネット通販でも病院で使われているものと同機種を購入できます。

 

機種によりますが、基本手な測定方法は下記になります。

 

指先を清潔にする

針を刺す

血液を少し絞る

測定器側に着けたチップで吸い取る

 

指先に針を刺すタイプが多く、針も細いので痛みを感じにくい機器もたくさんあります。

 

病院と同じように前日の夕食を抜いた状態で朝計り、100mg/dl以上あったなら一度内科へ相談しましょう。

 

病院で血糖値測定の注意点

 

病院で測る場合は前夜から食事を摂らないようにしましょう。

 

血糖値検査は、朝一番に病院へ行き採血を受ける方法が一般的です。

 

空腹時の数値を測るため、前日の夕食から食事を摂ってはいけません。

 

多くは「前日22:00以降は水・お茶のみ」というルールになっています。予約時に注意事項を確認し、正しい数値を測ってもらうようにしましょう。

 

一般的な血液検査は、別の日にもう一度受診して結果を聞きに行く必要があります。

 

しかし血糖値検査だけであれば即日でOK。何度もスケジュール調整する必要がありませんので、忙しい方でも調べやすくなっています。

 

その他

 

余談になりますが、救急患者様が意識消失で運ばれてきた患者様に一番にすることは採血時の血糖測定です。

 

意識消失の原因が、糖尿病の低血糖でないことを証明するためです。

 

初めての病院診察に行く時や旅行に行く時など、自分が糖尿病であることを、先生や周りに伝えておきましょう。

 

大切なことです。低血糖で意識消失することもあるので、お出かけ時には飴や、甘いものの常備もしておきましょう。

 

そして低血糖症状が出たら、甘いものを口にして、低血糖症状の改善に努めましょう。

 

また喫煙者が禁煙に挑戦して、糖尿病になったという症例もあります。

 

煙草を辞めようとすると、食事が美味しくなり、喫煙時より多く食べ太ってしまう話はよく耳にします。

 

糖尿病にならない為にも、禁煙を開始したら、体重コントロールも忘れてはなりません。禁煙して5Kgから10Kg太る人もいます。上手に禁煙して、健康な身体に仕上げるのが理想です。

 

鬱になった時は、体重が減少する場合もありますが、体重が増える場合もあります。今まで動いていたのに、急に動けなくなって、食べては寝る生活を繰り返します。

 

これが糖尿病の原因となるケースもあるようです。

 

最近の論文では、U型糖尿病と鬱とは相互に関連性があるとか、関係性が深いといった論文も沢山あるようです。

 

抗うつ薬のレクサプロは糖尿病に効くとの論文もあります。

 

糖尿病のない人が、抗うつ剤を飲むと血糖が下がるのかもしれません。甘いものを欲するようになり、太っていき糖尿病になるのでしょうか。

 

いずれにしても、はっきりした見解はでていないようですが、鬱とU型糖尿病とは密接な関係があるようです。

 

鬱になれば、周囲の家族が、栄養のバランスを考えた食事を提供できると一番良いのですが、なかなか家庭環境が食生活の偏りを生んでいるようにも思います。

 

糖尿病や、禁煙だけでなく、体調の変化により血糖値も変化してきます。

 

糖尿病のある人は、血糖測定時に、健康な時の血糖値と、風邪などをひいたときの血糖値は違ってくるので、体調が悪い時は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

 

いずれにしても、糖尿病になると、一生血糖管理・食事管理・運動療法が必要となってきます。

 

失敗もあるでしょうし、なかなか体重・血糖コントロールができず、自暴自棄になり鬱になる方もいらっしゃいます。

 

ご家族やの協力のもと、本人を見守り、ご家族のいらっしゃらない患者様には訪問看護やサービスなどを利用して、少しでも本人管理をしやすい環境をつくってあげる事が大事になってきます。

 

各病院では、糖尿病教室も開催されています。

 

ストレス社会の現在、誰もがU型糖尿病になり、鬱になる可能性があるといってもよいでしょう。

 

他人ごととは思わず、機会があれば、糖尿病教室に参加してみるのも良いでしょう。健康に興味を持つことは、健康に向けての第一歩となります。

 

大事な血糖値、血糖とうまく付き合い、健康で長生きしましょう。

 

血糖値について、少しだけ理解を深めていただけたでしょうか?このサイトでは、それぞれのページで、いろいろな角度から血糖値についての解説をしています。

 

あなたの体、そして大切な人の健康を守るためにも、ぜひ血糖値についての正しい知識を身につけましょう。少しでもこのサイトがお役に立てたら嬉しいです。


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